思えば去年の今頃は、ホークスとの直接対決で負け越せばホークスにマジック点灯……でしたね。
高梨投手の好投、大谷選手の登板試合で1番先頭打者ホームラン、なんてこともあってスイープ、マジック点灯阻止、という時期でした。
今年は、負け越しを減らすどころかここへ来てなお、膨れ上がる一方です。最下位に沈んだ2013年よりも更に大きな借金ですものね。
ここの所、というか今シーズンのファイターズの「敗け方」について既視感を覚えることが多いんです。それは「ああ、去年ファイターズに敗けたチームはこんな気持ちだったんだろうな」ということ。
足で掻きまわされる、エラーが失点に結び付く、手痛い一打をもらってしまう……逆に考えれば、全て、去年はこうして勝ってきたなと思うことでした。
以前の記事にも書きましたが、2013年の最下位に沈んだ時、水上さんが「投手が野手の、野手が投手のフォローをできていない」という旨の発言をなさっていたことを思いだします。
敗戦は、投手のせいでも野手のせいでもないと思うのです。
お互いに相手を思いやるならいざ知らず。
まさか、野手のみなさん、投手が点数を取られすぎだとか思ってませんか?
まさか、投手のみなさん、野手が点数を取ってくれないからだなんて思っていませんか?
考えたくもないですが、そんな風に思ってしまう瞬間があるのです。
お願いですから、一塁までは全力疾走してください。
上沢投手がプロ三年目に活躍した次の年の序盤に中々勝てませんでしたよね。その時に、勝てない理由としてズバリ挙げられていたのが「上積みがない」ということでした。
去年はこうして勝てていた、なんてもう通用しないんですよね。怪我人が多いのも、昨年とはチームの編成が違うのも事実です。
四番ではない中田翔も受け入れた、突然のトレードも受け入れる、「ファイターズの勝ち方」という言葉の根幹を変える必要はなくとも、方法論を見直さなければならないことを、監督が一生懸命に訴えているのは伝わります。……でも、薄っぺらにも思える反省の言葉も聴き飽きました。
中島選手の「ホームラン1本」という目標も、西川選手の「長打にこだわる」というお話も、それぞれに意図があってのことと思います。それについてはまた今度……(眠い)
「当たり前のことをしよう」とか、「エラーをしないように」なんて言葉もよく聞かれます。
でも、当たり前のことができず、目に見えないエラーが頻発してしまうのが今年のファイターズだと思います。もう、開き直るしかないのでしょう。
それでもわたしはまだ優勝を諦めてはいませんよ。諦めていいのは、事実が決定した時だけです。
本日、札幌ドームへ参ります。
正気を保つために、スコアブックでも付けていようかなと準備を致しました。
そういえば、先日、一週間限定で公開された今年のWBC侍Jドキュメンタリー「あの日、侍がいたグラウンド」を観てきました。
投手采配諸々、観ている時は言いたいことも多くありましたが、やっぱり選手は一生懸命だったのだろうなと、今、こうしてつづっている時でも思い出し泣きをしてしまいそうです。映画館で観ていた時は、ハンドタオルを絞れるのではないかという位には泣きました。単純にニュース映像の寄せ集めなんかでは決してありません。ベンチの内側から見た映像です。
ファイターズファンとしては、稲葉コーチと中田選手の絆、宮西投手と増井投手の絆……。中田選手がカメラに向かって会心に笑んだと思ったらその視線の先には筒香選手、なんてシーンも。笑
また、嶋選手と則本投手&松井投手の絆や……。
敗退した試合での松田選手……そして小久保監督の言葉。
公開はもう終わってしまっているので、DVDやブルーレイが出るんですかね?
ご覧になった方がいらっしゃったらちょっと語りませんかという感じです。笑
さてさて、えー、数時間後には起きて札幌ドームへ向かいます。
今日のオーダーはどうなっていますことやら。