大引選手、FA宣言なさいましたね……。
しかも、残留の可能性はほぼゼロとのこと。
今は皆さん、会見での大引選手のお言葉や、2年前のトレードの記憶、赤田選手の引退と併せて、感情的な言葉のひとつも吐き出してしまいたくなる気持ちもわかります。
私もそうですから。
が、それは避けておいて、ひとつ思い出話と来季のハムに必要なもの③を。
ひとつ、ずっと気になっていた事があるんです。
いつでしたか……去年だったかな。大引選手が同じ投手から短いスパンで二度の危険球を受けたことがありました。
死球ではなかったけれど、顔の近くを通過するような。
その時に、大引選手が怒りの形相でマウンドに歩み寄られましたよね。
コメントが「わざとじゃないのはわかるけど、コッチだって生活がかかってる」……でしたか、「選手生命がかかってる」……でしたか。
確かに怒りたくなるのもわかる、と思ったのと同時に、「アレ???」って。
「ビッキーってこんな人だったんだ」
「ちょっと思ってたのと違う……カモ??」
その時は、こういう激情家な所もあるんだー、それはそれでチームを引っ張る力になるかも!くらいにしか思わなかったんですが。
正直、「なんかハムっぽくないなー」と感じたのも事実です。完全に私の主観ですが。
更に数年前、稲葉さまもお怒りでマウンドに向かわれたことがありましたよね。その時はそんなこと感じなかったのに、何が違ったのかは自分でもわかりません。
少なくとも、大引選手の時は、彼がマウンドに歩み寄られてもベンチから追随する方はいらっしゃらなかった、と、記憶しております。
私が思うに、です。憶測ですが。
要は人間関係なのでしょう。
起用法が何とかなんて記事も出ていましたが、個人的には違和感を覚えますね。CSの時、自分の代打で出た稲葉様がタイムリーを打った時、真っ先にベンチを飛び出して諸手を挙げたのは大引選手でしたから。
「ハムは守備重視のチームだから!」
「きっと大引選手の性格にも合う!」
「生え抜き感ハンパない☆」
少なくとも私はそう感じていた二年間でしたが、ああして吐き出してしまうほどの孤独を、感じられていたのでしょうね。
キャラクターを押し付けてしまっていたのかもしれません。
たぶん、北海道の風土だと思うんですが、
言葉を選ばずに言えば「身内贔屓」の「身内盛り上がり」の空気があるのは、否めないかと。
選手が全員北海道出身なわけではないので、関係ないかもしれないんですが。
陽選手のように、怪我をして登録を抹消されていてもチームメイトに会いたいがために球場に足を運ぶような方も居れば、溶け込めずに孤独を感じてしまう方もいらっしゃるということ。
言葉に出さずとも、損得勘定抜きにして一緒に居たいのは同じのはずなのに……、一度すれ違ってしまった心では、全てを裏目に捉えてしまう。
チームの在り様や客観視しての成績、そういうものを飛び越えて感情が溢れだしてしまったのなら、責めることなんか出来ないのかなと思います。
選手は、
ゲームの中の、パラメータと名前だけのキャラクターじゃないんですから。
「身内盛り上がり」は得手して「悪ノリ」になりがちです。
「悪ノリ」を、諌める人は必要なんですけどね。「悪ノリ」の勢いが勝ってしまえば、諌めた人は孤独しか感じないでしょう。
或いは大引選手が本当に生え抜きだったなら・・・こんな形にはならなかったのかもしれません。
来季のハムに必要なもの③。
きちんとチームを律することのできる方。
楽しい空気と壁を作らずに、「悪ノリ」になりそうな勢いを抑えることのできるような方が、影響力のある場所に居て下さらなければ、第二、第三の大引選手は現れてしまうかと思いますよ。
思えば稲葉さまが中田選手の名前を出したのも、悪乗り抑制と、その辺りの役割を期待されてのことかもしれません。
いずれにしても、あんなに楽しそうにしててくれたのにな・・・と思えば寂しくもなりますが。
大引選手。
二年間、ありがとうございました。少し残念ですが、新天地での活躍をお祈りいたします。
さて、気を取り直して。
来季の内野、どう想像しましょうね?
賢介選手がお戻りになる、との報道もあります。
夢であったメジャーに、挑戦せずに後悔するよりは・・・という気持ちを支持しますし、もし夢破れて戻ってきたとしても、何ら恥じることなんかないと思うんですよ。
賢介選手の応援歌にこんなフレーズがありました。「僕らは待つよ輝く瞬間♪」メジャーで輝く瞬間を待ってる!と、そんな想いで挑戦を見送った私です。
(そういえばあの年がファンフェス初参加だったかも……☆)
が、出戻りである事実も変わりません。
賢介選手が帰ってきたとしても、無条件でポジションを明け渡すようなことはしてほしくないです。
考えたくはないですが、「あ、出てっても戻ってきていいんだー」なんて空気が流れるのは、望ましくないような気が。
もうひとつ、今年の春季キャンプの二の舞は御免です。
近藤選手が三塁についたのも、西川選手が外野の守備を頑張って下さったのも、全て御本人たちの努力によるところ。シーズン中の大切な、本来であればバッティングを磨いたりスカウティングに使うべき時間を、守備練習に割いたわけですよね。
春先に私も、「中田翔の三塁コンバートが気に食わん!」と息巻きましたが、終わってみれば三塁の守備機会なんて無かったです。
選手が、各々に複数の守備位置を持つのは良いことなのでしょう。ビリヤードみたいに選手の守備位置が変わろうが、苦労なさるのはグッチーさんや矢代さんなど球場アナウンスの方達ですからね。(お疲れ様です・・・。)
監督、コーチには、
選手が、春季キャンプという特別な期間の中で守備練習に割いた時間を、無駄にしないで下さいと言いたいのです。
例えば明確にひとつのポジションを目指して、そのために別のポジションの練習を役立てるですとか、競争意識の中で練習して頂くためなら理解できますが、いたずらに「あっちがダメならこっちで」とでも見えてしまうような、意識を逸らすようなコンバートはお止め頂きたい。
西川選手のサードコンバート報道が出てる時点で、手遅れですかね・・・。
西川選手、外野似合ってますよ。
足が速くて守備範囲も広く、送球だって二塁からの時より格段に思い切って投げられていますし。
外野用のピンクのグローブ、せっかく持たれたんですから。
岡選手や谷口きゅん選手、外野で使いたい選手が多いのもわかりますが。
去年は内野に偏りすぎで、今年は外野に偏りすぎ?全く想像が出来ないので、来年のオープン戦を楽しみにしています。
さて、元々ストーブリーグは結果だけ教えて頂きたい派の私なので、
今季はもう黙ります。
ファンフェスも行きたかったんですが、家族の大事な予定と重なってしまって……涙を呑むこととなりました。。。
あと、お楽しみは明後日の侍ジャパンvsハム鷹連合軍の壮行試合ですかね!
どっちを応援しましょうか…、本当に楽しみです。
こちらは余談ですが、最近、某野球漫画にドハマリ致しまして…。大好きなバンドの主題歌に釣られてアニメを見始めたら、とても面白くてコミックを揃えました。
改めて、西川遥輝の足は漫画並だな、とか(笑)
大谷翔平みたいなのは漫画にすら出てこないな、とか(笑)
主人公のチームではないチームに左の速球派投手が居てそのキャラが大のお気に入りなのですが、左の速球派で力でねじ伏せるタイプの・・・と言えば、吉川投手。
またあんな活躍を見たいな、と、思わずには居られませんでした。
というわけでハンパな更新頻度となってしまいましたが、今シーズンもありがとうございました☆
良いお年を♪
以下、頂いたコメントへのお返事です。
>>milanoさん
コメントありがとうございます☆
そして市川選手の印象ですが……わかります!!!とてもわかります!!!!
本当におっしゃる通りで、ワンプレーに説得力があるというか。
来季の正捕手はどうなることやら……ですが、今年の活躍なら、スタメンの試合が増えても納得ですよね。
褒め言葉ですね☆<ふてぶてしさ
本当、クローザーは気持ちの強さが必要なのだと思い知らされた今季ですから、足りないものをきっちり補えるオフを過ごしてほしいです。
FAのことですが、大引選手については……私も、前回の記事を書いた時とは、まったく心境が変わってしまいました。。。
伝統的に去る者は追わず、なので覚悟はしていましたが、あとはもう…来季まで報道には振り回されたくないワタシです(笑)
また来季もよろしくお願いします☆
>>fromvietnamさん
おお!本当だIDをよく拝見したら……!!
なるほど、海外在住の方だったんですね。そちらから観る日本のプロ野球というのは、きっとまた違った景色なのでしょう。
まさしく、父と同じくらいの御年齢なのですね!凄いな……宅の父はブログを書くどころかメールすらまともに開けず、ですから(笑)
普通のSNSみたいな気軽さではなく、それなりに頑張って書こうと思うと大変ですよね。
応援のお言葉、ありがとうございます☆
私も間が空いたり論拠をまともにそろえられなかったり、なんてことも多いですが、溢れるハム愛を吐き出さずにはいられず、こうして時々キーボードを叩いております。
そちらは、こちらより暖かいのでしょうね。北海道はもう雪が降っていて、ちょっと炬燵に引きこもってメソメソしたい程度には寒いです(笑)
御健康な方みたいなので心配は無用と思いますが、どうぞご自愛ください。
来季もよろしくお願いします☆