【ファイターズ語りたいブログ】HamFan★応援歌

日本ハムファイターズ大好き!そしてパ・リーグ大好き女子による語りです。

栗山監督続投が嬉しく、そして少し情けない。 #lovefighters

 先日は最終戦、そして賢介選手の引退セレモニー、お疲れ様でした。ピンクのライト、とても綺麗でしたね。いまだにスマホのケースからあのピンクのフィルムを剥がせずにいます。
 
 最終戦のセレモニー、選手会長としての中島選手の真顔のボケは適度な面白さでちょうどよく、監督の言葉は……「これからも、ファイターズを、選手を、よろしくお願いします」という内容で。ああ、辞めちゃうんだろうな……って、思いました。
 その前に「辞意表明」という報道もされていましたしね。9割辞めちゃうんだろうなと思いながら聞いていた挨拶でした。
 
 それから約一週間後、既報の通り、栗山監督の続投が発表されました。
 先に言わせてほしいんですけど!
 わたし、栗山監督のことは大好きです。
 栗山監督続投を喜んでいる人を不快にさせたり、傷つけたりするためにこの記事を書いているつもりは少しもありません。
 でも抱いている不安を言葉にせずにはいられないんです。
 わたしだって栗山監督のことは大好きです。
 監督としてもとても有能な方だと思っていますし、選手たちがすごく信頼しているのも分かります。いわゆる「教師タイプ」。
 こういう監督はファイターズに合っていると心底思います。
 賢介選手の引退セレモニー、スタメンを観た時にすぐ、「あぁ、きっとこれは最後に、DHを解除して賢介が二塁に入り、卓と二遊間を組むんだ」って思いました。賢介選手と中島選手のゴールデンキーストーンコンビは2016年に優勝した時のスタメンであり、特別なものです。中島選手の目には涙が光っていましたし、、、とても胸が熱くなりました。(まあ賢介選手の最終打席からずっと泣きっぱなしでしたけど笑)
 そんな素敵な瞬間をスタメン発表の時から予見させてくれること、そして当然のようにその通りのアナウンスがされること、栗山監督で本当に良かったと、この方の采配が好きだなと、心から思う瞬間です。
 わたし、アナウンスの前にスコアにその通りに書いてありましたからね!()
 
 監督の好きなところはひとつ前の記事で並べ立てたので、このへんで。
 
 とにかく監督のことは大好きなんですけど、今回の続投報道には少し……パーセンテージにして5%くらいの残念さを感じずにはいられなかったんです。
 
 
 続投、というのは少し違うかもしれませんね。
 監督のコメントには「一度辞めたつもり」というものがありました。
 栗山監督にとって2019年のファイターズには「監督の辞任」が必要だったのでしょう。
 
 一度辞任を表明してから来季も指揮を執るという流れで、余計な言葉も浴びるでしょう。それでも続投要請を受諾した理由。
 
 最初に思ったのが、「よほど後任が見つからなかったんだな」ということ。
 栗山監督が今季、辞意を抱いているのなんて、誰でも分かってることだと思ってたんですけどね……球団は分かってなかったんですかね。慌てて「後任探し」なんて言ってましたもんね。
 もう一つ頭に浮かぶのが、「来年、五輪を控えているこのタイミングで稲葉篤紀は監督を受けてくれない」ということ。
 稲葉さまはいつかファイターズに監督になるんだろうな……って、何となく思っています。あれほどの方ですから。
 来年なら稲葉さまはファイターズの監督を受けてくれると?
 それって、五輪が終わったら稲葉さまは代表監督を辞めると思っているということ????
 
 なんとも手前勝手な……。
 
 2020年オフに稲葉監督が誕生するのが規定路線であるから、もう一年。2019年に辞意を表明した栗山監督。次の一年を託せる人を探して、一番適任であったのが栗山さんであったということ……?
 フロントの傀儡として何も文句を言わず責任を受けてくれる監督を、今は他に見つけようがないということ……??
 
 そんな感じの流れに思えて仕方ないですね。
 後任探しを一切していなかったなら、それはもう球団の怠慢でしかないと思います。(個人的には白井さんに戻ってきてほしい。。。)栗山さんがぶったおれたらどうするんですか?あれだけファイターズのために尽くしてくれる方、シーズン中にどんどん痩せていくじゃないですか……。
 もう一点、来年もし何か事由があって稲葉さまが監督を受けられなくなったらどうするんですか?
 さすがにそこらへんのプランBを、来年は用意していてくれると信じたいところですね。
 
 ひとつ前の記事で、「選手が駄々を捏ねたら翻意してくれるかもしれないけど、まるでままごとだよね!」みたいなことを書きました。
 選手ではなく、球団がそれをやったということ……でしょうかね。監督の懐の深さには、つくづく頭が下がります。
 
 
 もうひとつ。
 これも前に記事にしたことですが、今季「ファイターズらしさって何だろう」ってずっと考えていました。

ファイターズらしさってなんだろう #lovefighters - 【ファイターズ語りたいブログ】HamFan★応援歌

 どうしてそんなことを考えたかって、あまりにも今季のファイターズの野球がわたしの知っている、信望しているそれとかけ離れていたから。
 
 それに対して、苛立ちというより悲しみの方が強くて、何となく、試合を観る時に心にカーテンを下ろしていたこと。
 そうしている間に、少しずつ心が離れていく自分を自覚していました。
 
 勝ち負けの問題ではないですし、優勝できなかったこと、勝ち越せなかったことの原因が栗山監督だなんて思っていません。戦術について何も思わないわけではないですが、あまり関係ないので今は割愛します。
 そうではなくて、栗山監督の成し遂げたことの影で失われたもの、長期政権ゆえの弊害、監督からの信頼という心地よい温水に浸っている選手たちの空気、……そんなものを、感じずにはいられなかったのです、特に今季。
 
 そういったものを一掃するための監督の辞意であったのだろうと。監督が自らを切り捨てることで、プロ野球の球団らしいピリッとした空気が必要な分だけもたらされるかな、なんて。
 
 少なからず期待したのは、わたしだけでしょうか。
 
 今、何が怖いかって……
 もし来年、今年感じたカナシイ気持ちが解消されなかったら……????
 来季、何も変わらなかったら……???
 
 今年、ギリギリのところで張りつめていた気持ちがぷつんと切れてしまいそうな気がするのです。
 その時、今大好きだったものを嫌いにならない自信がないのです。
 
 
 今季の課題は誰だって、監督だってわかっているはずです。
 守れないのはイヤです。
 エラーはイヤです。
 試合が壊れるのは、イヤです。
 
 何も変わらないのはイヤです。
 同じことの繰り返しはイヤです。
 
 ファイターズを嫌いになるのは、絶対にイヤです。
 
 
 大好きな監督が来季も指揮をとってくれるのは嬉しい。
 そして、球団の不手際と不安を抱えたまま来季を迎えることが、少し情けなく思います。
 コーチ次第なのかなあ……。
 
 
 
 今日の一枚は、最終戦でわたしの見ていた景色。

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 とても綺麗でした。
 ひとりひとりの賢介選手に対する想いが、そこで光っているようで。
 来年もう、このグラウンドに田中賢介という選手はいないんですよ。この日の試合だって、賢介選手が居なかったら完封負けだったかもしれないんですよ。
 各位、それを強く意識してオフを過ごして頂けるよう、強く望みます。
 
 
 
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