【ファイターズ語りたいブログ】HamFan★応援歌

日本ハムファイターズ大好き!そしてパ・リーグ大好き女子による語りです。

【F】2021年シーズン終了。先ずは去る人への惜別を。


 10月30日を以ちまして、ファイターズのレギュラーシーズンが終了致しました。
 夏前に、もうゲーム差なんか観てないよみたいなことを申し上げたワタクシですが、最後はせっせと勝率の計算をしておりました。笑
 ファイターズは今年も5位で終了。
 

 

 30日の最終戦は、伊藤投手が10勝に到達!最下位脱出確定!
 栗山監督のラストゲームを勝利で飾ることができましたね。
 新庄新監督についても、最初に報道された時は、「えー。」という気持ちの強かったわたしですが、次第に何だか楽しみになってきて、来季に向けて思うところも多くあります。


 ただ、まずは。
 チームを去り行く人への惜別を言葉にしないことには、来季への気持ちもまとめられそうにありません。
 我ながら本当に不器用極まりないと思いますが、先につらつらと、惜別の言葉を連ねさせて頂きたく、お付き合い頂ければ嬉しいです。
 
 
 
  今日も音声版があります!(同じ内容をゆるっとお喋り版)(夜中に喋ってるので声がちっちゃいです~!)

 



斎藤佑樹投手。
 引退セレモニーの後で思い出したんですけど、わたし、あの早稲田が優勝した夏の甲子園のとき、斎藤投手のことが大嫌いでした。
 早稲田が勝ち上がって、斎藤投手がお上品にハンカチで汗を拭く姿が話題になるたび、「高校球児なら!!!汗ぐらい袖でグイッって拭け!!!!」って、怒ってました。笑
 まだ若かりし頃で尖がってたもので、北海道代表以外は全員敵!だったんですよ。笑
 三連覇のかかった駒苫との決勝を前にして、チームメイトの子の「ウチの投手の方が上」みたいなコメントもありましたよね。それに対しても、「ハ??何言ってんの?試合してないのにどうして上とか言えんのバカなの???」ぐらいで。
 結果として斎藤投手を打ち崩せず、駒苫3連覇の夢が潰えたことで、わたしの中で斎藤投手は益々「嫌いなもの」になり……蔑称として「ハンカチ」って呼んでました。
 ドラフトでファイターズが斎藤投手を引き当てた時も、「ハンカチ要らないぃいいい!!澤村が良かった!!!」とか、言ってたぐらいだったんですよね。(澤村投手とジャイアンツが相思相愛とは知らず・・・笑)

 入団してすぐに、鎌ヶ谷が斎藤投手フィーバーで満員になり、例えば「今までリハビリ代わりにスタンドの階段を使っていたのに、(佑ちゃんフィーバーのせいで)それもできない。このしわ寄せはどこかに来るよ。」という、金子誠現コーチの球団への苦言も、斎藤投手へのヘイトに置き換えていました。

 ただ、ワタクシ大変不器用な性格ですから、ファイターズという好きなものの集団の中の一部をいつまでも「嫌い」でいることはできず、「ま、ファイターズの斎藤佑樹なら応援してやってもいいけどね!」みたいな気持ちになっていきました。

 いつからだったのか、正確には覚えていません。
 「ゆーちゃん」と呼ぶようになり、活躍を願うようになりました。
 球場で見ていれば、斎藤投手が登板する時に「球場の空気が変わる」ことは肌で感じることができましたし、そういった存在が稀有であることも、理解できましたから。
 その後、思うように活躍できない中で、心無い言葉を発する人に苛立つようになりました。
 昨季や二年前のオフに、「どうして斎藤佑樹が戦力外にならないのか」なんて文言を目にするたび、どうして同じファイターズファンからそんな言葉が出るんだろうと悲しくなったりもしました。

 11年間、わたし自身が斎藤佑樹という存在に心を動かされたのだと思います。
 斎藤投手が戦ってきたのは、怪我や相手打者の他に、とてつもなく大きなものなのでしょう。抱えたものの大きさと、思うように抗えない自分との間で、戦ってきたのでしょう。
 本当にお疲れ様でした。

 10月17日、上沢投手の後を受けて7回のマウンドへ向かった斎藤投手。
 わたしは対戦相手、バファローズの応援歌、名曲「SKY」が流れるものと思ってライトスタンドを見ていたんですけど、
 「ファイターズ、投手の交代をお報せします。上沢直之に代わりまして、ピッチャー、斎藤佑樹!」
 そして場内に響く、勇気100%……。
 バファローズさんの協力なしに成し得なかった、ワンコーラスを登場曲で流すという演出にもう涙が止まらず……
 それより前の鎌ヶ谷でのラスト登板も泣きましたけど、もう……今、こうして書いていても思い出し泣きしそうです。笑

 セレモニーでは、花束を渡しに来てくれる中嶋監督や上沢投手、宮西投手……彼らに比べて、斎藤投手が小柄であること、小さな体で頑張ったんだなと思うと涙が止まらず……
 西川選手と言葉を交わした後、斎藤投手の口が「ありがと」と動いたのに気付いてまた涙が止まらず……
 ご本人の挨拶では、「斎藤佑樹が持っていたもの」の中に自分たちも入れて貰えたのだと思えば、「ありがとう」の言葉と涙が止まらず……

 もう、泣いて泣いて大変なセレモニーで……
 最後に斎藤投手が場内を一周するとき、スタジアムDJの八幡さんが、「最後は笑顔で、斎藤投手を見送りましょう」みたいなことを言ったときには、こんなに泣いてるのに笑顔になれるかなあと一瞬不安になったものです。
 が、ご存じの通りの……アレですね。笑
 ↓コレね。笑

杉谷拳士とゆかいな仲間たち『“100%大合唱”で斎藤佑樹を笑顔にする』 - YouTube

 杉谷選手:いや何だよそのポーズwwww
 清宮選手:え、歌ってる?!テレテレだなカワイイな、ってか、フツーに上手くね?!
 郡選手:なにそのマイクスタンド持ちwwwwwキャラわかってんなwwwてか上手いぞ?!
 万波選手:いやいや上手すぎ!(去年のファンフェスで知ってたけどさ)「つーまーらないだろー」の声のノビ何なの?!って、マイク入ってなかったのにその声量?!(そもそも持ってませんでしたね笑)
 田中投手:いやいやフツーに上手い!え?!
 吉田選手:デタ金農スタイル!!!wwwこいつもキャラわかって……まって、無理面白すぎwwww
 柿木投手:低wwww音wwwwww輝星くんからのコレは腹筋死ぬからwwwwwwwww

 っと、あれ以来2日に1回は観てますけど、毎回同じ感想を抱きますね。笑
 自然と笑顔になり、温かい気持ちで斎藤投手を見送ることができました。
 本当に、良いセレモニーだったと思います。
 斎藤投手自身も、「あんな風に見送られるとは思ってなかった」みたいなことを仰ってましたよね。
 入団した頃はその「佑ちゃんフィーバー」を疎ましがられていた人が、最後はこうして見送って貰えるのですから、やっぱり、多くの人の心を動かした投手だったんでしょう。
 本当に、稀有な存在でした。
 お疲れ様でした。

 
 ちなみに翌日の道新札幌圏の記事で、7表の勇気100%に号泣するワタクシの姿がドアップで掲載されたというオチもあります。笑

www.hokkaido-np.co.jp


 (右手前で「斎藤佑樹FOREVER」のボードを持って号泣してるのがワタシ。笑)
 (なんかバシャバシャとシャッター音が聴こえるけど、マウンドを撮ってんだろなと思いながらチラ見したら自分でした。笑)


 
 

 え、いきなり長いな。笑
 まだまだ続きますよー!





谷口雄也選手。
 大変くっだらない話なんですけど、ファイターズの選手って所謂「イケメン」が多いですよね。他球団にもいっぱい居ますけど、たまに自軍の選手たちのカッコよさにハッとすることがあります。笑
 こういう話をすると、「顔で野球してんじゃねーよ」とか、「選手をアイドル扱いするな」とかお叱りを受けそうですが、年間ファイターズの全試合を見ていてスコアブックを書ける程度には競技としての野球が好きなワタクシが申し上げます、カッコイイもんはカッコイイんだからしょーがないんです。笑
 過去、谷口選手が一軍に居て、終盤に守備固めで外野に入ったりすると、レフト谷口、センター西川、ライト大田、なんてことがありましたよね。
 アイドル級フェイス、爽やかイケメン、大人の色気でもう、全ターゲット網羅してるなお前ら、「乙女ゲー」か?!
 というわけで、「乙女ゲー外野手陣」なんて呼んでました。笑
 今季は淺間選手も頑張ってくれていたので、これで谷口選手が上がってきたら、ますます外野の顔面偏差値が乙女ゲー並に……なんて、くっだらないことを考えてるのも、好きでした。

 どうしてもルックスの話題が先行してしまいましたけど(あの女装サンタは本気で可愛かった……。笑)、まだ稲葉さまが現役の頃、怪我で稲葉様が離脱している間、打席に立った谷口選手を見て、父が「お?稲葉戻ってきたのか??」なんて言っていたこともありました。打撃フォーム、似てましたよね。

 キャンプで怪我をして、開幕直前に膝の手術が発表されたときは、現地に向かう車内で母と一緒に泣いたことも覚えています。

 打者としてのタイプが大谷選手と似ていたこともあり、その圧倒的な打力との比較で出場機会を失う中……もしかしたら、トレードに出されてしまうかもしれないと思っていたこともありました。
 「でも、きゅんはグッズが売れるから球団が手放さないんだ」と、邪推していたこともありました。
 もしも、他球団に移籍すればまだまだ活躍できるのに、グッズ売り上げで手放して貰えないんだとしたら、選手として不憫だな……なんて。
 3年前かなあ。復活のHRは現地で見てました。記念Tシャツも買ったなあ。

 正直、覚悟はしてました。
 次々に若い有望な外野手が出てくる中で、谷口選手が「戦力外」と言われる日も遠からず……来るのだろうなと。
 でもまだまだやれるって、他球団に移籍して活躍する姿を願っていたんですけど……。

 これも邪推ですが、「戦力外」を言い渡され、自ら引退を選んだのだろうなと思っています。
 「谷口雄也 引退」の文字を見たときは、「どうして、きゅん、、、まだやれるのに」って。
 でも、そこにあるのは谷口選手の「ファイターズ愛」……ただ、それだけなんでしょう。

 最後のヒット、本当にカッコよかったです。
 谷口選手らしいヒットでした。
 同期に西川遥輝が居たり、大谷翔平と活躍時期が重なったこと、大変だったと思います。
 突然すぎて受け入れられないままでしたが、今、こうして書き連ねてようやく谷口雄也の引退を受け入れられそうです。
 本当にお疲れ様でした。


 仲の良いファイターズファンの友達が、「自分がファイターズファンになった年のドラフトで入ったのがこの世代、勝手に同級生だと思っている」みたいなことを言っていて、11年前ってちょうどファンが増えた頃だろうし、同じ風に感じている人は居るんだろうなと思います。
 もう、彼らが引退するほどの時が過ぎたんですね。




 ・・・・いやいや、きゅんは短くまとめるつもりだったのに!笑



■今井順之助選手。
 あれ、何年前だったかなあ。
 今井選手の入団が2017年だから、どんなに昔でも4年前ですね。
 いつものように、フラっと札幌ドームへ訪れたわたしは、いつものように来場ピンバッジを貰いました。
 ピンバッジを熱心に集められてる方が居るのは承知しているんですが、わたしはグッズにそこまで拘泥もなく……来ピンも、「今日は誰かなあ」ぐらいで確認して、そのままカバンに放り込み、溜まった頃に家の棚の専用ボックスに投下する……みたいな。
 正直、自分にとってはそんなに大事なものじゃなかったんです。
 で、その日の来ピンが今井くんで、「そういや、最近ツイッターで相互になった子に、今井くんめっちゃ好きな子がいたなー」って思って。彼女は北海道の方ではないのですが、その直後に彼女が住んでる町へ訪れる用事があった(まあ野球を見に行ったんですが笑)ので、「そだ、これ、あの子にあげよう!」って。
 で、連絡をして、「大したものじゃないんですけど~(笑)」なんて言いながら今井くんの来ピンを渡したら、本当に、めちゃめちゃ喜んでくれたんです。
 わたしにとっては「家に帰ったら棚の隅の箱に放り込むもの」を、こーーーーーーんなに喜んでくれる人が居るんだ!!って、目の前で見たら、なんだか感動しちゃって。笑

 
 わたしが信頼し、心を預ける選手は、基本的に「ファイターズの勝利に貢献してきた」選手です。信頼し、心を預けるに足ると判断してから、です。それは「ある程度、期待に沿ってくれる」選手に心を預けていれば、悲しい想いをすることも少ないから……かもしれません。
 だから、「まだ充分にファイターズの勝利に貢献してきたとは言えない」選手に、心を預けることは……できません、怖くて。


 でも彼女はまだルーキーの今井くんを純粋に応援し、無条件に心を預けているんだなって、普段の言動から伝わってきていました。
 それって凄いことだと思うんですよね。
 何の見返りもなく、保障もなく、これが「応援する」ってことなんだなと、とても尊く、眩しい気持ちで見つめていました。
 くり返しますけど、わたしには怖くてできませんから。

 2017年シーズンの終わりにメラドで今井くんが初球初ヒットタイムリー!な活躍をしたときも、ファームで今井くんが活躍したときも、その活躍そのものを喜ぶ気持ちと同時に、「あの子、喜んでるだろうな」って、いつも温かい気持ちにさせてくれました。

 今井くん自身も、明るいキャラクターで楽しい子でしたよね。
 思い切りのある打撃も、ちょっと迷走してるのかななんて心配になった時も、怪我もありましたし。

 プロ野球の世界は厳しく、誰もが輝かしい活躍を出来るわけじゃなくて……。
 静かに去っていく選手、誰についても、こうやって、大事に想ってくれる人の存在があったのでしょう。そんなことを改めて思いました。

 今井くんの戦力外通告について彼女と少しやりとりをしましたけど、「大好きな選手が戦力外通告を受けた」人を目の前にして、わたしは……何も言えず。
 ただ彼女の、純粋な気持ち、これを受け入れること、簡単じゃななかったはずの強さが眩しくて、尊くて、そして悲しくて、抱えきれずにこうして言葉にしています。

 ごめんね、イヤだったら消しますね。

 応援することの意味、純粋な気持ちを、彼女を通して教えてくれた、ファイターズの今井順之助に惜別を。
 そしてトライアウトでの活躍を、心から願ってます!






栗山英樹監督。
 せつなさん、GLAYが大好きです(いつも言ってる笑)
 これは、TERUさんの言葉で好きなものの屈指に入るんですが、「同じ映画の同じ場面で泣けるような、同じ気持ちで居られる人とは、その時に離れてもいつかどこかでまた出会う」……みたいな。

 わたしにとって、栗山監督はそんな存在でした。

 つい数日前、クラウドの写真フォルダが、「今日の写真」と言って、5年前の日本シリーズの時の写真を表示してきました。
 そこには、5戦目でサヨナラ満塁ホームランを打ち、ヒーローインタビューを受ける西川選手の写真が。
 ああ、今日はあの日だったんだ……なんて。
 今でも鮮明に覚えています。

 あの試合後のインタビューで、監督は泣いてましたよね。で、西川選手が「監督がないちゃーう!」みたいにおどけてましたね。笑
 当時、野村克也さんには「これ、どうして泣いてるの」なんて言われちゃってましたけど、栗山監督は、「遥輝、がんばってたから……本当に良かった」って、泣いてました。
 まさしくわたしも、ポストシーズンに入ってから調子の上がらなかった西川選手があの9回裏の打席に立ったとき、「お願い、野球の神様、お願い。遥輝が頑張ったから優勝できたの、だから遥輝がこれ以上悲しまないように……」って、祈りながら泣いてましたから。監督の嗚咽交じりの言葉をきいて、同じ気持ちだったんだなと思いました。
 その後、日本一になったときも、「やばい、どうしていいか分からん!」って思ってたんですが、監督も「ちょっと、どうしたらいいか分かりません」みたいなことを仰ってましたよね。

 今にして思えば、同じ場面で同じことに感動し、同じように泣いてくれる人が、大好きなチームのベンチに居るって凄いことだと思うんです。

 ここ数年は采配面で、「こーしてくれれば良かったのに!」なんて思うことも時々ありましたけど、
 30日の最終戦、伊藤投手が7回でマウンドを降りそうだという様子になったとき、ツイッターのスペース機能でお友達と話しながら、
 「つぎ、どーする?」「うーん……レアちゃんからだし、たまちゃんで行こうかー」なんて、言ってたんですよ、わたしたち。笑
 (実際に8回は玉井投手でした)


 最終戦のマリーンズとのカードを前に、監督の「結果は全て自分が背負っていくから、選手たちには伸び伸びやってほしい」なんて言葉もありました。
 もし、仮に、本当に仮にですけど、自分が監督の立場だったら、全く同じことを言ったと思います。
 最後の最後まで、監督は……同じ気持ちで居てくれたんだなと胸が熱くなりました。



 今日の1枚は、最終戦でBS中継に映ったワタクシ。
(相互さんが送ってくれた画像よりワタクシ部分をスクショ。笑)

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 栗山監督、
 野球を教えてくれて、
 日本一のチームのファンにしてくれて、
 そして、感動を
 ありがとう

 精一杯短くまとめたボードの言葉に、今、もう1つ足します。

 「10年間、同じ気持ちでいてくれてありがとう。」


 サヨナラは言いません。
 「同じ映画の同じシーンで泣けるような、同じ気持ちで居られる人とは、その時に離れてもいつかどこかでまた出会う」から。





 はー、吐き出したらだいぶスッキリしたわ。
 ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
 
 パ・リーグはまだ続きますから、クライマックスシリーズを楽しみましょう✨

 今季、お疲れ様でした。
 ありがとうございました。

 次は来季に向けてのことを書きますね!
 
 
 

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