さて、帰ってきて試合を観終わりました。
今日もスコアをつけてみていたのですが、ハムの方は真っ白ですねー!!
対して巨人さんの方はたくさん書きこまれています。
そういう試合だった、ということでしょう。
オープン戦→3月4日@札幌ドーム
●F0-12Giants〇
**吉川投手:結果にこだわって!!!!!
降板後の「ストレートはよくなってきている」というコメントに岩本さんがすかさず「僕はそれを三年間聴き続けています」と仰っていて。全くだと思った次第でありました。
とにかく私の目で見ても解るほどにボールが高く、良いボールと甘いボールの差が激しすぎたのではないかと思います。
レアード選手の好守、また相手の三度のダブルプレーにも助けられてのあの結果ですからね。
吉川投手ご本人からは「結果を出さなければ」というコメントと、「結果にはこだわらない、まだ一ヶ月ある」のようなコメントの両方が聞かれましたが……。
こだわってください、結果。
「結果にこだわらない」というのは、何をどうしてどう修正すれば結果につながるのかが判然としている方に許されるお言葉。
初回から五回まで似たようなことを繰り返して失点された方のお言葉とは思えません。
どうにも、変化球でコースを狙いすぎて投げ損ねた所を痛打され……に、見えるのですが違うのでしょうか。
だったら渾身のストレートを打ち返された方がまだ気持ちいいです。
まあ、「ストレートは良くなってきている」らしいので、変化球の精度が課題という意味なのでしょうね。
何が悪くて去年、一昨年の結果があるのか私にはよくわかりません。フォームなのか、それとも気持ちの問題なのか。
前者だとすればご自身だけではどうしようもない所もあるのでしょうし、後者だとしたら……今年は「最多勝をとる」と公言なさっている程の意志を持ちながら、マウンドで気持ちをぶつけられないのはどういう絡繰りなのでしょう。
オフシーズンにヒマを持て余した私はこれまた過去の試合を振り返っていたのですが。
2012年、リーグ優勝のシーズン終盤、吉川投手が完封なさってた試合でですね。
これまた岩本さんが、「当たっても力負けしないボールを自信を持って堂々と投げ込めている」というお話しをなさっていて。
今、それが出来ない理由が所謂「統一球」問題によるものであるなら、2012年の活躍はフロックであったと認識を改めなければいけないかもしれませんね。
今日のコメントにも、思わず「あまったれんな」と言いたくなりました。栗山監督就任1年目のあの覚悟を、どうかもう一度。
**みっつのエラー:これも野球のリズム!
さて思い返せば二年前、まあ、酷い守備崩壊を目の当たりに致しましたね。
あの時、水上さんが「投手と野手がお互いをカバーし切れていない」と仰っていて、それに尽きる気がするなあと思った覚えがあります。
仮に野手がエラーをする⇒投手はそれをカバーしようと際どいコースを狙ったり三振を狙ったり、ピッチングが窮屈になる⇒四球が増えたり痛打されたり……。
仮に投手が四球を出す⇒野手はそれをカバーしようと際どいアウトを狙いに行く⇒エラーが増える
中田選手の今日の二つのエラーは、
内野安打、パスボール、センター前(失点)、三遊間、やっと三振ひとつ、の後に1回目。
尚も1アウト満塁で押し出し失点、の後に2回目。
石川選手、記録でパスボールは1つですがその前にも怪しいものがありましたよね。中田選手2つめのエラーもあれ……捕ってあげることは難しいんでしょうか?(汗)
バウンドが悪かったからなのかな……。
いずれにしても、投手をカバーしようとした結果のエラーですよね。
THE☆悪循環。
昨季とは違うポジションを守る選手が多い中、投手が崩れ出した時にその流れを断ち切るよう、自信を持って堂々とアウトをアウトに出来る選手が少なすぎます。
「守れる」と、「ちゃんと守れる」の間には大きな違いがあるような。
チームの雰囲気的にはみなさん個々にしっかりと考えて下さった結果、悪くないものだとしても、悪い流れを断ち切るようなプレーをするというのは容易なことではないですよね。
投手と野手がお互いを助けようとした結果、足を引っ張り合うような恰好になってしまっては雰囲気にも拘わります。
賢介選手やレアード選手がしっかりした守備を見せてくれているうちに、もう少し、他の選手がそれぞれに自信を持って守れるような場所に立てるといいんですが。
そういった形を、春季キャンプの間に見せて欲しかったのですが。
悪い流れは伝染すると言いますから、七回のサードでの西川選手のエラーなんて、まともに煽りを喰らったようにしか見えませんでしたよ。
悪い流れが、自信を持てない弱い所にまともに出てしまった、というか。
一応申し上げておきますが、私は別に西川遥輝贔屓ではないです。でも、エラーをした後にあんな切なげな顔でグローブを見つめて俯く様を見たら……。
そんなカオしないで、って。あなただけのせいじゃない、って。
ブログの片隅で叫んでおきますね。
いずれにしても、今シーズンはこんな試合が時々あるかもしれません。
どんな流れの中でも自分のプレーをし続けるというのは、この上なく難しく一朝一夕で出来ることではないですものね。
ここで金子係長の金言を。
「アウトに出来る打球を確実にアウトにする、しかもできるだけ”やさしく”」
マック助けて……(;_;)←二夜連続
**攻撃も:いいとこなし!
えー、本日のアウトの内訳。
三振:8
ゴロアウト:11
フライアウト:8
盗塁0、安打3(賢介2、ハーミッダ1)
三塁を踏んでいない所か二塁ベースを踏んだのも1度だけですから……。
相手投手陣が良かったというのもあると思うんです。
特に戸根投手なんて、左腕サイドスローであの投げっぷり……ステキです。
ホームランも無くての12失点、守っている時間が圧倒的に長くて、その上味方にエラーもあって……。
西川、中島、杉谷、ちびっこギャング達には、そんな状態でも「何とか出来る」バッターになって欲しいですよ。
三者凡退が、1、3、5、6、8、9回。
2、4、7回に単打が一本ずつではチャンスらしいチャンスもなければ作戦も何も無いですよね。
うーん。
いいとこなし!!
**総括
いずれにせよ、今日は勝って欲しかったな……。
こんなに手痛い負け方をしてしまうと、キャンプでやってきた事への自信さえ揺らいでしまいますよね。
昨日は昨日で仕方ないとして、ホームでひとつ勝てれば地に足が着くというか。
課題があるにしても、進むべき道も見えてくるというものでしょうに。
そんな試合だったからこそ、責任投手である吉川選手のコメントにモノ申したく……(拳ふるふる)
どうか悲観的にならず、週末までに個々の課題を考えなおしてほしいものです。
こんな時こそ宮西キャプテンにはあの、仲間想いでステキにゆるーいキャラを如何なく発揮して頂きたいものですね。
信じています。
明日……仕事で巨人ファンの方に会うんですよね。
憂鬱……ふう。