ハイ、せつなです。
更新サボっててすみません。しかも久々の更新が別ジャンルですみません。
女子バレーが銅メダルを獲得したこと……本当に、「ありがとう」の言葉しか出てきません。
何を隠そう、私が自分自身でプレーをし、想いを捧げてきたスポーツこそバレーボールなのです。
小学校から大学まで、ずーっとバレー部ですよ。
なのでバレーボールに関しては、普段の野球のように謙遜(?)したりは致しません…。
観戦していると、よく解説の方とハモるか、解説の方より早く同じことを言ってしまうくらいですから(笑)
メダルは28年ぶりですか。
先刻の韓国戦、正直…あまり良い試合内容とは言えませんでした。相手のミスに助けられていたところが多分にあったのでしょう。
それでも勝った瞬間、私自身も涙が止まらなかったのは、やはり…「ありがとう」という気持ちがあふれたからなのだと思います。
シドニー五輪最終予選の悪夢も、当時、観ていました。
あの時、最後に落ちたボールも…そのラリーも、泣き崩れる竹下のこと…、そのあと、彼女が現役引退を発表したことも、よく覚えています。
そしてアテネ五輪。
吉原知子の言葉、「これが私の最後の仕事、ぜったいみんなを五輪へ連れていく」。
彼女はその時すでに現役を引退していた大林さんと同期の選手ですよ。
久々の代表復帰で、当時は34才でしたか。ちなみにその時サオリンは17歳で、狩野舞子はまだ短く髪を切り上げた中学生でした。
直前のワールドカップでは、高校を卒業したばかりの大山加奈、栗原恵が代表に選ばれ…。
あの二人の春高での対決も、まだ記憶に新しい頃でしたよ。
あの時の成徳は強かったなぁ…何せエースに大山加奈、同期に荒木も居たのですからね。
同じ高校の1年生にサオリンも居ました。2年生に加奈ちゃんの妹も居ました。
セッターに復帰した竹下を据え、高橋みゆき、杉山祥子……いずれもシドニー五輪最終予選で涙をのんだ選手たち。彼女らの活躍で、アテネ五輪出場を決めた時、奇しくも相手は韓国でした。
このワールドカップからアテネ五輪までくらいの、スコアブックがまだ私の部屋にあります。
テレビを見ながら付けてたんですよね。
でもアテネ五輪は惨敗だった。ワールドカップ、最終予選と勝ったはずの韓国にも負けてしまった。
今日、サオリンが「今回の五輪が今までで一番長かった」と言っていましたが、きっと今までは…特にアテネは、何がなんだかわからないうちに終わったのだろうな、と…。
北京も同じ。
予選突破はできたけれど…。アテネまでの采配は素晴らしかった当時の監督の方針がブレ始め、観ているほうも迷いを感じるようになりました。
加奈ちゃんの引退は特にショックでした。同世代の彼女が、引退してしまうこと…もう一度、全日本を背負って力いっぱい!打ち込んで欲しかったこと。
色々な思いもありましたから…。
高校生の頃は加奈ちゃんの影に隠れて、ミスっては下を向いていた荒木が立派にキャプテンを務めていたことも、感慨深いことです。
そして、今回。
私にとって今回の五輪のハイライトは、あの中国戦です。
絶対的なエースが衰え、後進が思うように育たない中国は確かに勝てる相手ではあったけれども、それこそアテネの頃の……あの、教科書通りのバレーをやってくる中国に、まさか日本が勝てるとは思ってませんでした。
江畑が良かったですねー…。
私、彼女には辛口なんです。
良くも悪くも、少年団バレーのエースみたい。打つ気に逸ると他のプレーが雑に見えてしまうんですよね。
だけどこの日の彼女は、そういうものも全部ひっくるめて、全日本のエースでした。
色々とメモをしながら観ていましたが、最終的に閉じました。
「勝ってくれる気がする、そう信じてる」
私が取っていたメモの最後の一文です。
中国に勝って、ベスト4が決まって!だからこそ……ブラジル戦は残念で仕方がなかった。
江畑。
こういう言い方をしては何ですが、
器用じゃないんだから、思いきり打つのが仕事なんだから、弱気にならないで!
って。
さおりんもサーブで狙われてましたしね。
昔と違って、多少サーブで狙われたくらいじゃ動じなくはなりましたけども、サーブで集中的に狙われるって、予想以上に精神的な負担がかかるんですよ。
〇〇を狙え
〇〇が打ってくるぞ
ネット際ではよくそんな言葉が交わされてますが、これが意外と負担になりますの。
1セット目終盤くらいまでは競ってたけど…。
特にスパイクレシーブ!!佐野はよく拾ってました。「あんな打ち方されたんじゃ決められても仕方ない」って思うようなシーンでも、よくコースに入ってました。
でも、ネット際で押し負け…、ブロックカバーに付ききれず…江畑も弱気になり…、ミドル線が思った以上に機能していないことは中国戦でも危惧していましたけど、点数を取れる選手がいなくなり…。
そのまま負けてしまった、ということです。
そして今日の韓国戦。
日韓戦というと、色々とアレかもしれませんが……何だろうな、野球で言うなら巨人対阪神みたいな。
「伝統の一戦」というか。そういう空気のある試合です。
3-0で勝ってほしかった。
日本もリズムには乗り切れていなかったけれど、相手のミスに助けられていたけれど、「五輪の舞台で勝った」ことに意味があるのです。
竹下があんな風に笑うところ、久々に見ました。
それからあんな風に泣くところも。もしかしたら初めてかも。
最終予選で勝っても、表情をひとつも変えなかった。
シドニー五輪を逃した、その一番の大きな原因として扱われた彼女は、言葉にはしなかったけれど、「あんな想いをするのは自分だけで…」という思いがあったはず。
それを誰とも共有しない、したくないって思いがあったはず。
「五輪に行けなかったこと」を経験している彼女だからこそ、メダルの歓びもひとしおのはず…。
そんなことを考えながら観ていたら、涙が止まりませんでした。
……うそです。
何も考えなくても涙が停まりませんでしたよ。どうして自分が泣いちゃうのかもわかんなかった。
竹下佳江は天才です。
練習だけじゃ決して得られない天性のものを持ってます。
今回で代表からは退く、ということですから……これから日本は、長く長いセッター探しになるんだろうなぁ…。
彼女のようなプレイヤーはもう現れないかもしれない。でも、ちっちゃくたってバレーはできる!竹下が日本女子で初めて「プロ」宣言をしたのには、そういう意図もあるはず。
そろそろ、竹下の想いを汲んだ若い選手が現れてほしいな。
中継が終わってスタジオに戻って、吉原知子や大山加奈ちゃんの姿を見たら、歴代女子バレーのいろいろな選手を思い出しました。
小学生の頃から私は好んで3番をつけていましたけども、それはアトランタ五輪の頃の山内美加さんの影響だったりして(笑)
今、歴代の代表選手の一覧を観ていますが、だいたい覚えてる…どの人も忘れられない…。
今回は迫田が、石田のユニフォームを重ね着してたんですよね。
いいなぁ…、素敵なお話だ。
バレーは特に想いをつなぐスポーツだから、みんなみんなの想いが、メダルにつながったって言葉は決して大袈裟じゃない。
私も久しぶりに、バレーをしたくなってきましたよ!
もう飛べないかもしれないけど…、どーせ手首に青あざが出来るだろうけど……
バレーしたいなぁ。
さて!これからの決勝を観て来なくちゃ♪
Hooker選手の大ファンなのですよv
ブラジルの選手もジャケリネ、シェイラあたりが大好きですが、やはりHooker…素敵なのです♪
楽しみ♪
五輪が終わったらちゃんと野球の更新をしまーす!!!