【ファイターズ語りたいブログ】HamFan★応援歌

日本ハムファイターズ大好き!そしてパ・リーグ大好き女子による語りです。

【Fighters】人的補償って嫌な言葉ですね。FAの出入り色々。

 おはようございます。どうやっても25日にお休みを取れそうになくて雪の下まで落ち込みそうなワタクシ、せつなです。だってそもそも繁忙期な上、とっくに休み希望を出した後だったんですもの……。もし5年前の大谷選手の入団会見が12月25日だったのを記憶していたら、メジャー移籍→ダルビッシュ投手の前例アリだし会見→入団会見と日付を合わせる?!というところまで予想を出来ていたのかなあ、なんて……。


 そんな感じで落ち込んでいるせいか、FA関連の「人的補償」という言葉が何だかとても嫌なものに聞こえてしまっています。というわけで、今日は去就のお話を少々。

 先日、ジャイアンツ入りした元獅子・野上投手の人的補償として高木勇人投手がライオンズに加入することが発表され、物議を醸したように思います。
 わたしも不思議なんですけど、ライオンズが投手の補強を考えていることなんて他球団ファンでも知っているのに、働き盛りの投手がプロテクト漏れ……今季の投球回は27回ですけど、去年も一昨年も100回以上投げている投手なのに。寧ろ敢えてのプロテクト漏れで相手球団が欲しがるなら環境を変えてあげようという配慮……?というのは考えすぎですかね。

 


■嫌なものは嫌なんです。

 とてもじゃありませんけど、「ドラゴンズから誰をもらおうねー、わくわく☆」なんて気持ちになれません。

 FAに限らずトレードもそうですけど、
「選手が勝ち取った権利だから」
「働き場所があったほうがいい」
「求められて行く環境のほうが幸せ」
 ……仰る通りだと思います。
 わたしなんかよりも遥かに野球について考え、野球生活の中に身を置いてきた解説陣の方々が言うのですから、そうなのでしょう。
 特に谷元投手の時なんて、地上波を観ていると、建山さんも岩本さんも「谷元にとっては良いトレード」なんて仰っていましたよね。あ、わたし、建山さんも岩本さんも大好きです!特に建山さんが解説の日は、「わーい!★」ってなります。そんなお二人がトレードを肯定することで、どこか……「居なくなってしまうのが悲しいのだ」という論調が封殺されてしまうような気がしていて。
 気持ちの9割は納得していても、1割は「悲しいな」という気持ちを捨てきれません。
 去年のオフだって陽選手の移籍に泣きましたよ。FA宣言時のあの悲しい笑顔を思い出すと今でも胸が苦しくなります。

 

 使われずにゆっくり腐っていくくらいなら、働き場所があった方がいい。
 そんなことはわかっています。理屈の話はしていません。

 

 日本のプロ野球という組織をひとつの全体として観た時、チームが変わることはある種の配置転換である、とも言いますよね。
 でもわたしが応援しているのはファイターズで、ファイターズの選手だから応援している、という要素だって少なからずあるんです。他球団にも好きな選手は居ますが、あくまでもそれは個人としてのこと。
 レギュラーシーズンにおいて、勝って、活躍して、諸手を挙げて全力で喜ぶのはファイターズの選手だけなんです。
 後述しますけど、大野選手についても、増井投手についても、
「決まって良かったね!おめでとう!他球団にいっても(ファイターズ戦以外で)頑張ってね!」
 なんて、あっさり切り替えられません。
 これを言えるのはファンだけだと思っています。だから言います。

 

 HBC木村愛里さんが「でも、やっぱり寂しいですよね。」って一言代弁してくれていなかったら、もっと落ち込んでいたかもしれません。愛里ちゃんいつもありがとう……(←思ってること全部言ってくれる)

 

 お二人がFAで出ていくことが決まってしばらく経つのに今更こんな気持ちになってしまうのは、やっぱり「人的補償」なるワードのせいかもしれません。

 

 昨日付のニュースで、
 増井投手については、すでに金銭で、という通達済とのこと。
 (ランクAなので、旧年俸の0.8倍の金銭)
 大野選手については、金銭+人的補償の可能性が示唆されました。
 (ランクBなので、獲得制限外の選手1名+旧年俸の0.4倍の金銭)

 

 よく考えなくてもファイターズがFA選手を取ることは今回の鶴岡選手が2人目で、1人目は稲葉現代表監督です。お二人ともFA時はランクCなので、ファイターズは「人的補償」で選手を失ったことがないんです。(よね?)
 大野選手の移籍先はドラゴンズ、なんか、なんというか、
 とてもネガティブな書き方をします……。
 まるで「花いちもんめ」みたい。あの子がほしい、この子はだめよ?って。今頃プロテクト当落上の選手はどんな気持ちだろう、とか、人的補償に指名される=プロテクト外であったことを知るわけになること、その選手に近しかった選手は素直に、フロントが熱望した大野選手の存在を受け入れられるんだろうか……。
 これじゃまるで人的補償じゃなくて人身御供じゃ……言い過ぎは自覚してますけど、そんな単語が浮かんでしまいます。

 

 この先もファイターズは高額年俸の選手をFAで獲ることはないでしょう。
 でも、もしかしたら、いつか、こんな、人的補償なんて形で大好きなチームの誰かを送り出すことになるかもしれないなんて考えるだけで辛くなります。
 プロ野球がそれだけ厳しい世界ということでしょう。

 

 選手はガチャで排出されるものでも、カードのやり取りで動くものでもなく、血の通った人間なのにな……。
 と、意味のないことを承知でFA制度に文句をつけておきますね。

 

 あ、「[挑戦者]大谷翔平」は取得済ですよ(パワプロのお話)

 
(1回目で出ましたけど2回目で確定だったのでもっかい回しました☆「挑戦者」ってとってもいい煽りですよね……ありがとうパワプロさん)

 

■去る人、戻る人

 わたし、金子誠さんの言うことは、今年の西川選手の盗塁成功率くらいは正しいと思っています。自分の考え方の指標にしています。
 そんな金子コーチの言葉を思い出しているのです。

 鶴岡選手について。
 賢介選手が戻ってきた年……だったか、メジャー挑戦を表明した年だったか……の、賢介選手と金子現コーチの対談内でのお言葉。
「今、このチームには中堅がいない。ホントは若手、中堅、ベテランってそれぞれに役割があって、みんな順番に段階を踏んでいくわけだけど、俺ら(ご自身や稲葉さま)が中堅からベテランに上がる頃、次に中堅の役割を任せようって思って色々教えてたやつらはみんな出てっただろ?お前(賢介選手)も、ツルも。」
「だから自分達がベテランと、それからもうちょっと中堅寄りの立ち振る舞いをしなければいけなくて」というお話だったと思います。
 まあ、いつもの思慮深さはさすがとして、この時点で金子コーチの中で、鶴岡選手はチーム内においての重要な立場を任せるべき人間であったということですね。
 当然ながらその頃とはチーム状況も違いますけど、もしかしたら栗山監督と同じくらいかそれ以上に、鶴岡選手のお戻りを喜んでいる首脳陣メンバーは金子コーチかもしれませんね。

 

 大野選手について。
 これはですね、いつぞの……たぶん6・7年前のFFFFF恒例「稲葉・金子対談」内の話だったと思います。
 お二人が、パ・リーグベストナインをそれぞれ勝手に書いて発表する、という企画だったんですよ。その中で、
金子「うーーーーん……(悩」
稲葉「いや、わかる。マックが何に悩んでるかわかるよ。たぶん。俺も同じとこで悩んでる」
金子「捕手が……居ないんだよなあ。」
稲葉「そうそう!そこ!」
 という会話があり、結局発表された中で挙げられたのが、まだプロ入り2年目くらいだった大野選手だったんですよね。
 曰く、「これはまだ実力は足りないけど、期待を込めて。あいつはこの先、キャプテンとか選手会長とかやるような人間だから、あの、人柄的に。そういうのも含めて、期待を込めて、かな!」というようなことを仰っていたと思います。
 この時の金子コーチのお言葉通り、数年後に大野選手はキャプテンや選手会長を務める立場になりました。ファイターズ歴代の選手会長は日本一を経験していて、それらも全て勤め上げた上での移籍ですから、まだ前向きに応援できるような、やっぱり寂しいような、そして……できたら人的補償など求めずに金銭でお願いしたいなと思ってみたり。

 

 はあ……
 たなぼたで25日休みになったりしないかな……。


 果てしなくネガティブな記事ですみません。
 次は、今度こそ来季の野手のお話をします☆
 その前に大谷選手のお話をするかもしれません!笑

 

 

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