【ファイターズ語りたいブログ】HamFan★応援歌

日本ハムファイターズ大好き!そしてパ・リーグ大好き女子による語りです。

ただただ悔しく、涙がとまらない。

 ファイターズ、連敗です。

 今日、ブログを書きたいと思った理由はただ、感情を吐き出したい、ということです。ご容赦を。

 ファイターズファンが嘆いているのを少々の意地悪な気持ちで楽しんでくださっても構いません。同じ気持ちの方が、私に同意してくださることで少しでも落ち着きを取り戻せるなら、幸いです。

 初戦、敵地での開幕。

 ファイターズの1・2番はおそらくご自身の仕事をするだろうと思っていました。同じように、カープの1~3番同級生トリオさんも、ご自身の仕事をするだろう、と。

 そうなれば必然的に、四番の勝負となります。

 その上で、CSをMVPという形で終えた中田選手ができるだけ早い段階で、16日のホームランのようにチーム全体を鼓舞するような姿を見せてくれたなら、あの満員の真っ赤な応援をも跳ね返せるかもしれない、と、思っていました。

 打てなかった中田選手を非難するつもりは一切なく、それだけカープバッテリーが抑えるべき打者を冷静に抑えていたということなのでしょう。

 相手は松山選手が四番と聞いて驚きましたが(てっきり新井選手と思っていたので……勉強不足でした)、あのホームランは、この回を抑えられたなら大谷選手も流れに乗れるかもしれない、という場面で出た、手痛い失点になりましたよね。

 まさしく、「四番の差」となってしまいました。

 慣れない、しかも雨の球場というコンディションの中、大谷選手が、例えば何人かの解説者やファンが期待していたように、圧倒的な姿を見せられなかったのは、仕方のないことと思います。

 CSでも痛感したことですし、金言ですが「ミスをしたほうが敗ける」……。

最初の失点も、バッテリーエラーも……目を覆いたくなるような姿でした。(実際、目を覆っていました。)

 直前の展開予想で稲葉さまが「大谷で2勝」なんて仰っていましたが、そんな上手くいくわけがないことは、ファイターズファンが一番わかっていたことではないでしょうか。

もちろん、今までに大谷選手が見せてくれた数々の圧倒的な姿を期待した上で、「もしかしたら、そうならないかもしれない」ことだって、想定内だったはず。(少なくとも私はそうでした)

 監督が二戦目に増井投手を持ってきたのだって、もし大谷選手で何かあった時、チーム全体の野球を整えるために安定感のある投手を、という意味があったと思っています。2015年に大谷選手が初めて開幕投手を務めた時、武田勝投手を2戦目に持ってきたのと同じ理由でしょう。

 だからこそ、今日の増井投手が動揺からエラーをする姿なんて、見たくなかったんです。しかも鍵谷投手に代わってすぐにまた、バッテリーエラーですもんね。

 何度でも言います、「そんな姿は見たくなかった」。

 昨日の最終回、西川、中島の1・2番は中崎投手を相手に完璧に抑えられてしまいました。今日もその流れなのか何なのか、お二人とも、仕事ができていたとは思えません。

今シーズン何度も見てきた、1・2番でチャンスを作ってクリーンナップで得点をする、という姿がこの二戦、一度も見られていないんですよね。

 普段通りの野球を、いつも通りの姿を、本番で見せられないのも実力です。特に大舞台で実力のすべてを発揮することはとても難しく、せいぜい練習の60%から80%でしょう。

 でも、せめて60%は出してほしかったし、野球は個人競技ではありませんから、40%しか出せない選手がいるなら90%を出せている選手がカバーしてほしかった。それがチームでしょう。今までだって、今シーズンだって、そうやって戦ってきたはず。

 この二戦、私はまるで今までに見たことのないチームを見ているような気持ちになりましたよ。

 それがよく名前を知る選手であり、変化球の球種を把握し応援歌も歌えるような、よく知っている顔をした選手がまったく知らない野球をしているような感覚です。

 どうせ敗けるなら、「相手がすごかったね」って、「翔さんが打てないなら」、「翔平が打たれたなら」、仕方ないね、って思いたかった。

 野球ファンとして一番幸せなこと、大好きなチームが負けた時に、「この人で敗けるなら仕方ない」と、納得したかった。

 勿論、「ファイターズが自滅したから」という理由だけでカープが勝ったとは思っていません。上手く打たれた、上手く抑えられた、そんなシーンも多々あり、カープの地力の強さを痛感させらています。相手はそうして全力をぶつけてきてくれているのに、ファイターズはそれに応えられているのでしょうか?

 このままでは、相手にも、ファイターズに敗けて涙をのんだパリーグ他球団の選手にも、そのファンにも、失礼です。

 昨年、日本シリーズをぼんやりと眺めながら、自分のスイングを出来ていない柳田選手を観て、「私がぎーたのファンなら今ごろ泣いて悔しがってるな」と、言っていました。

 今、そんな状態です。

 試合中も、これを書いている今でも、ただただ悔しく、涙がとまりません。

 昨日の初戦、代打に矢野選手が出てきたシーンがありましたよね。私はてっきり、大野選手が送って次につなげていくものだと思ったんです。一つ前の記事でも書きました。16日のCSは早めに仕掛けるその作戦がうまく行き、勝ちました。

 中田選手が作ったチャンスをその愛弟子である岡選手が形にする。……なんて嬉しく、胸の熱くなるシーンなんだろうと思ったのですが、そのシーンも、大野選手にスクイズ、という目もあったはずの場面でした。

 強行に2点を取りに行かなければ勝てなかった。……かもしれません。けれど、2点を取りに行く野球をするばかりに、1点を守り、1点を取りに行く野球が失われたなら、とても、とても悲しいことです。

 ファイターズらしい野球を思い出すためにも、1点、1点を大切にしてほしいと願わずにはいられません。

 三戦目は黒田投手ですか。こちらは……有原投手でしょうかね。昨年の新人王と生ける伝説、しかも有原投手は広島のご出身ですから、小さなころからご存じの選手でしょう。

 「札幌に帰って来れば」という空気に、黒田投手をぶつけることで流れをファイターズに渡さない意図があっての3戦目という予告であるなら……緒方監督には脱帽です。

 高梨投手、加藤投手はCSで経験した悔しさを晴らして頂きたいですね。16日の試合終了後に、目を真っ赤に腫らした加藤投手にみんなが声をかけに行くシーンは印象的でしたよ。(最後の最後、西川選手が加藤投手に背負われに行っていましたから笑)

 こんなんじゃないって、こんなもんじゃないんだよ!って、いくら叫んでみても結果がこれでは何も言えません。

 メディアや広島ご出身の解説者さんたちが大谷選手ばかりをピックアップして、「大谷が敗けたからハムが不利」なんて言われて、そうじゃないって、大谷だけのチームじゃないって、反論したくても、厳然と横たわっている、昨日と今日の結果です。

 西川選手が内野安打で出塁し、盗塁、とか。中島選手が粘って粘って四球をもぎ取るとか、厳しいバントシフトの中でも涼しい顔で送りバントを決める、とか。

 低めの落ちる内角の球を、どうやって打ったの?と思えるようなスイングでライト前に運ぶ近藤選手とか。

 初球は豪快なスイングで相手を威圧し、追い込まれてから右中間に軽打を運ぶ中田選手とか。

 ヒット性の当たりに軽々と追いついて捕球する陽選手とか。

 ……見たい、です。

 そうやって勝ってきたチームなんです。

 このまま終わって、忘れ物を増やすようなシリーズにだけはしないで下さい。お願いします。

 さて、これは完全に余談ですし、敗けたから憂さ晴らしに書く、とかそういったことではないのですが。

 カープの本拠地で、ビジターファンのために用意された席を購入して入場し、内野やコンコースに移動して試合を観戦するカープファンが居るというのは本当なのでしょうか。

 自分の目で見たわけではないですが、そういった話が見え隠れするのも一件や二件じゃありませんし、どういう理由か知りませんが額面上は売り切れているはずのビジター席に空席が目立つのも事実なので、火のない所に煙は立たないものと判断させて戴きますが。

 いわゆる「ビジパフォ席問題」というやつ(?)でしょうか。

 普段なら、自分から見てマナーが悪いなあ、とか、その行動はありえないなあ、と思うことがあっても、その球団や球団ファン全体に悪印象を持つことはないんです。多く人が集まったら、一人や二人、自分の価値観と合わない人も居るのは当然のことですから、それで「●●のファンは」なんていうのは馬鹿げていると思うんですよね。

 シーズン中も似たようなことがあったらしい記事も読みましたが、「席が売れないから」用意しなくてもいい、とか、勝手に場所を変えてもいい、ということにはならないと思うんです。

 野球は9人でやるものですか?

 違いますよね。

 自分たちが居て、そして相手がいなければ成り立たないスポーツです。

 野球においてホームでないチームに呼び方は「アウェイ」ではなく「ビジター」=「訪問者(直訳・・・笑)」です。

 試合をしに来てくれる相手チームとそのファンに敬意を持てないなら、とても残念なことですね。

 ビジターのファンを締め出すようなことが一個人の力ではないところで行われているなら、それはその球団全体の姿勢と認識せざるを得ませんね。昨日今日も、ビジター席を買ってカープの応援をするファンが居るなら、環境を用意する側の方は全力で対処するべきことと思います。

 球場に入れず、外にいたファイターズファンだって居たんですから。(そんなファンにB★Bがタッチしに行ってたツイートを読んでまた涙が……。)

 こんなところに遺恨を残したくありません。

 この話を事前に知っていたからこそ、ファイターズは真っ赤な応援の中でも自分たちの野球をして勝ってほしかった・・・という、くやしさ倍増の理由でした。

 正直、今日、明日とどういった気持ちで過ごしていいのかまだわかりませんが、まだ終わっていないことだけは事実です。

 ファイターズらしい野球を観られるよう、願っています。

 書いたらほんの少しだけすっきりしました。

 ここまで読んで下さり、ありがとうございます。

**☆追記です☆**

頂いたコメントには個別に改めてお返事をさせていただきますね。少々お待ちください。

安易に批判する意図があってこのことを書いたわけではありません。

カープファンの皆様がそうだとも思っていません。きちんとチケットを買って観戦なさっている方が大多数だと思っております。

この間、札幌ドームでビジター席にファイターズのユニフォームを着て座っていた方が居て、残念でもあったし、ビジターファンの方に申し訳ないなと思いました。

記事本文にも書きましたが、私自身が自分の目で見て確かめたわけではありません。(別のセ・リーグ本拠地球場で、ホーム側に座ってカープのユニフォームを着ている方は見かけたことがありますが。)

どうしても「ビジター席と(ホーム側の)内野席を交換してほしいと言っている人がいた」、「ビジター席に不自然な空席がある」という情報は目に入るのです。

敗けたから、という理由で書いているわけでもありません。

例えばこの件があったからといって、「カープファンは全員マナーが悪い」なんて思うわけでもありません。

「ビジターファンを締め出すようなことが一個人の力ではないところで行われているなら」と書いたのは、私がこの話を最初に見たのが、イベントのためにビジター席を販売せず、批判を浴びてから普段の1/3程度の席を販売すること発表をした、という出来事の印象に因ります。

決して「日シリだからって球団ぐるみでハムファンを締め出してるんじゃないの?」なんて、申し上げているわけではありません。

ただ、個人的に、ビジターファンのために用意された席をホーム側のファンが奪うなんて許されざることと思うのです。

それがどこの球団を主に応援するファンの所業であったとしても、です。

こんなブログの片隅ででも、声に出さずにはいられません。

次にブログを更新することがあったなら、取り上げようと心に決めていました。

球団として対策をされていることを改めて教えていただき、安心しました。

すでに「ビジパフォ問題」として目に入ることが多くなっている事態、正しい方法で入場なさっている方はどれだけ心を痛めているかとお察し致します。