昨日の試合を観ました。
上沢投手は不運でしたかね……。レアード選手の頭上を抜けた当たりも、できたら後ろには逸らしてほしくなかったというか……。
大田選手と杉谷選手が交錯した時も、怪我がなくて何よりでしたけども、落ちてしまったのは反省すべき点なのかなと。
ひとつ前の記事にも書きましたけど、守備は、しっかりしてほしいですね。
そして関係ないですが、鼻にティッシュを詰めることを北海道弁では「つっぺ(を)かる」と言います。これが共通語でないことを知ったのは高校生の時でしたが、衝撃でした(笑)交錯して流血しても、元気に出てきた杉谷選手のつっぺ姿、オトコマエでしたよ!
さて。
一番楽しい野球の観方は、球場に足を運ぶことだと思います。
が、ツイッターのタイムラインを開いて、気の合うフォロワさんたちのツイートを観ながら、対戦相手のタグをこっそり拝見して「ああ、こういう情報があるんだ」とか「ファイターズの選手はこんな風に見られているんだ」とか、そういう観方もわたしは好きです。
その時に楽しさを増やしてくれるのが、プロ野球OBの解説者さんたちですよね。大前提に自分の性分として、知らないことを教えてくれる人が好きです。
野球というスポーツは本当に奥が深くて、投手と打者の駆け引きだけでもいくつもの理論があり、打者視点、投手視点でも色々な心理がありますよね。それに限らず守備側のスキルやベンチの思惑、結果としてボールがどこに収まるかだけではない奥深さがあります。
わたしは自分で野球をやったこともなく、ただ楽しんで観ているだけですから、まだまだ知らないことも多くあると思います。でも、例えば、
1死2・3塁、打球はショートゴロ、ゴロゴーで三塁ベースを走者が蹴っていたなら、
三本間に挟まれて時間を稼ぎ、打者走者が二塁に行くまでの時間を稼ぐべき。
……ということは、判ります。
「完投」は、投手が一人で試合を投げ切ることだと知っています。
わたしは仕事で、多くの人の前で、事柄を伝える場面があります。その時に、一部の人が理解していても一部には話に追い付いていない人が居たり、たったひとつの部屋でも全ての人が満足する内容・テンポで話すことは難しいと承知しているつもりです。
ましてそれが、万人の耳に届くようなプロ野球の解説となれば、その辺りの匙加減はその数万倍に難しいものでしょう。
わたし個人の感覚ですが、
岩本さんも建山さんも稀哲さんも稲田さんも、地上波で解説をしているときと、GAORAで解説をしているときはお話の内容が全然違いますよね。
それぞれお得意なポイントは違えど、有料チャンネルでの解説は、野球の技術的なことをきちんとお話をして下さるので、いつも楽しく聴いています。たまに少々エキサイトされているときもありますけどね。笑
それ以上に、なるほど、と、膝を打つことも多いです。逆に地上波の、所謂「応援実況」のようなものは、少し苦手だったりもします。
わたしの好きな解説は、
自分の知らないことを教えてくれる解説。両チームの選手にリスペクトのある解説。
別に褒めろ貶せのお話ではありません。むやみに持ち上げて褒めるようなお話は解説ではありませんから。対戦相手の選手についても同じように、良いプレー、良くなかったプレー、どこがそうだったのかという点を交えてお話して貰えると好感が持てます。
苦手な解説は、
意味のない比較で意味もなく選手を貶める言葉。「●●は、××みたいに足が遅くないから」……名前を挙げる必要、ありますか? 選手の不調を望む言葉。解説につながりようのない、ご自身の現役時代の自慢話。
そして、知ってることだけ、観ればわかることだけを延々と言葉にされる解説です。
これはとてもイライラします。
「見れば分かるから。」
っと、感じます。
この、「見れば分かる」ポイントは、その人がどれだけ普段から野球を観ているかに強く依存しますから、例えば放送の中で「完投っていうのはね」と言われても、ああ、そういう方たちに向かってお話されているのだなと諦められます。吉川尚輝選手がフライを打ち上げてしまった時、それがどうしてよくないのかという説明に1分も2分もかかっていて配球の説明が何ひとつ為されなくても、しょうがないかなと思います。
でも、できたらお金を払って見ている有料チャンネルでは、完投ってなぁに?の説明よりも、配球の意図と狙い球のお話を聞きたいですよね。
お金を払ってまで野球を観たい人に向けてのお話が、「完投とは」って。笑
前述のお話も、「今のはせめて転がす意識を持ちたかったですね」の一言で、「そうだね」って納得できるのではないでしょうか。
そして、それ以上に、
この一介のファンが知っているであろうことを、「知らないのだろうなと感じる解説」が苦手です。
そういった意味で、火曜日の試合で桑田さんが、中島選手の打席においての前進守備に苦言を呈したことにはがっかりしました。
これが、「最近の中島は飛ばす力もついてきて外野に打球が飛ぶことも多くなってきたから、前進守備をしていても下がって捕ることが増えましたよね。だったら定位置で守るべきでは」なら分かりますけど、そもそもの打球傾向のひとつもご存じでないような風でした。ほとんど試合に出ないような選手ならまだしも、ファイターズの(ほぼ)レギュラーです。オープン戦でセ・リーグの球団と当たった時だって、外野は、ライト居ないんじゃない?!というくらいレフト寄りの、しかも前進守備をしていますよ。決して、セ・リーグに伝わり辛いことではないはず。そして、「ああ、前進守備でなければ落ちていたのに……」という打球が、長打の数倍ありますよ。
幼い頃に巨人ファンだった時、尊敬していた大エースだからこそ(復帰登板のマウンドで跪く姿に何度泣いたか)とても、とても、残念でした。
水曜日の試合だって、岡本選手が「ここで長打を打てば四番になれる」お話よりも、どんな球を狙っていたのか、何を打ち損じたのか、そして、三塁走者は三本間で時間を稼ぐべきだったという話をせめて聞きたかったです。今までにないような失点を喫してしまった上沢投手の心理状態ですとかね。
普段、セ・リーグの解説をされている皆様がパ・リーグ全ての試合を観るなんて不可能ですし、知らないなら知らないで結構です。
ただ一つの言葉、一つの解説を論って、好きだ苦手だを論じているわけではなく、全体的に「知らないこと」を教えてくれるのは少ない実況解説だったなあ、と、感じていた二日間でした。
少なくとも、知ろうともしなかったことを、知っているかのように話すのは恥ずかしいですよね、と、自戒自戒☆
交流戦は、パ・リーグ全体を応援しているわたしです。
確かに、ファイターズが勝ってもパ・リーグの他球団が勝ったらゲーム差は動かないわけですけど、普段、対戦相手として素晴らしい試合を見せてくださっているパ・リーグの他球団の方が、馴染みがあって、頑張ってほしいですし、応援したいと感じます。
火曜日はファイターズの試合時間が短くて、パ・リーグで最初に勝ちましたよね。
「パ・リーグ1勝!」と叫んで、これは何かに似ているなと思ったら、これは競技かるたの団体戦の空気だなって。笑
もう、ノリが「瑞沢1勝!」(ちはやふる)ですね。笑
今日もパ・リーグの勝利に貢献できますように☆
今日の一枚は、昨日、マルティネス投手に書いたお手紙をチラ見せ。
わたし、選手にお手紙なんて書いたの初めてです。ヘタクソな英語で書きました。
和紙に3枚くらい書いたんですけど、要するに、
ファイターズファンは(少なくともわたしの周りはみんな)あなたのことが大好きです!!!!
って、書きました。読んでもらえるといいな☆
↓よかったらランキングの応援もよろしくお願いします☆