【ファイターズ語りたいブログ】HamFan★応援歌

日本ハムファイターズ大好き!そしてパ・リーグ大好き女子による語りです。

【Fighters】西川遥輝のGG受賞に思う、応援し続ける喜び。

 本日、NPBアワーズが行われました。
 ファイターズからは、一軍では西川選手が唯一……ですか。ファームの方では横尾選手や森山選手、高濱選手、吉田投手が選ばれていますけどね。
 今季の西川選手は、ゴールデングラブ賞ベストナイン、そして盗塁王のタイトルを獲得されました。全て素晴らしい賞だと思いますが、わたしは、ゴールデングラブ賞が一番うれしいです。

 

 ほとんど自分の感情のお話ですが、お付き合いいただければ嬉しいです。

 

 このブログは一番昔の記事が2012年になっています。そんなに真面目に書き続けて来たわけでもないんですが、ちょうどその2012年というのは、西川選手がプロ2年目として試合に出始めた時期で、わたしがファイターズの試合のほぼ全てを見始めた時期でもあります。
 ファイターズの2012年を思い出すと、吉川投手(現巨人)が覚醒し、リーグ優勝をした年ですよね。今でも忘れられないのが、あの時の優勝のビールかけで、二十歳になったばかりの西川選手が稲葉さまの背中にビールを入れていたこと……ではなく(笑)新婚の稲葉さまにシャンパンを口うつししたなんてエピソード……でもなく(笑)今季、退団された武田久投手が、西川選手にビールをかけながら「お前はこの味をちゃんと覚えておけ!」と言っていたことです。「お前はちゃんと優勝の喜びを覚えておけよ、次に優勝する時はお前が中心選手になるんだぞ」という意味だったのかな……と、今でも。
 翌年、2013年のことも思い出してみます。ファイターズは最下位でした。
 あの時に栗山監督は、「俺と吉川が悪い」と仰っていましたよね。確かに吉川選手の白星と黒星の数が前年と綺麗に入れ替わってしまったことも敗因でしたでしょう。もう一つ思い出されるのが、あの年のファイターズ……内野守備、酷かったですよね。
 賢介選手が海を渡り、空いたセカンドのポジションに開幕当初入ったのは、西川選手でした。ショートは現ヤクルトの大引選手、サードは現オリックスの小谷野選手が主に出ていたかと思うんですが、まあ、酷かったです。
 小谷野選手も大引選手も守備の名手ではあったはず(特に当時わたしは小谷野選手が大好きで・・・。)なのに、「内野手全員エラー」なんて試合もありました。中でも西川選手のセカンドは本当に……酷くてですね。今だから「酷かった」とはっきり言いますけども。プロ1年目に肩を故障された影響もあってか、スローイングが……ね。笑
 捕球した!までは良いものの、ファーストに向かって投げたはずのボールが明後日の方向へ飛んでいく……なんてことが、びっくりするくらいに多かったんです。
■2013年 二塁56試合→失策10(0.17/g)
■2014年 二塁60試合→失策9(0.15/g)、外野68試合→失策2(0.02/g)
■2015年 二塁6試合→失策2(0.33/g)、外野116試合→失策6(0.05/g)
 カッコ内は失策数を試合数で割ったものです。大雑把な数字ですけど、どれだけ二塁守備でエラーが多かったかは伝わるかと思います。
 ついでに2015年は、その前のオフから「西川、サードコンバートへ」なんて報道があり、ご本人も「サードを本気で取りに行く」と仰っていたのに公式戦では一度も三塁手として出場された試合がなく、「何だったんだ」と怒り狂っていた愚痴も吐き出しておきますね。まあ、三塁をしっかり守れるレアード選手が加入されたことが理由なんですけど。

 

 話を戻しまして、2013年。
 リアルタイムで試合を観ているときは、ツイッターの「#lovefighters」のタグを開いています。西川選手がエラーをするたび、「また西川が」「またやらかした」等々、酷い暴言が踊っていました(そういう方はそっとミュートするのも観戦時のお仕事ですが)。でも、そんなことを言いたくなるのも仕方ないかな、というくらいに、確かに酷いエラーが多かったんです。
 まだプロ3年目、21歳。
 エラーをして、あどけなさの残る面差しでグラブを見つめて俯く西川選手……の姿を見ていた夏前のある日……わたし、決めました。
「もう今季は遥輝の守備に何も言わない!!!」
 と、わたしごときがこんな密やかな誓いを立てたところで、目を覆いたくなるようなエラーは減るわけもなく……そのたびに喉まで出かかる「遥輝のばか!」を必死で飲み込み、家族との会話の中で「また遥輝がエラーして……まったく!」なんて流れになっても「今季は何も言わないって、わたし決めたから」と言い張り、シーズン終盤までを過ごしました。
 本当に、独り言でさえ何も言わなかったのは今でもちょっとした自慢です。
 たかが1ファンがこんな誓いを立てたところで、何かが変わるわけではなかったでしょう。でも、気心の知れたフォロワーさんとのやり取りの中で、「昔は賢介だって酷かったんだから」なんてことを教えてもらい、日々、西川選手のエラーのたびに大荒れするタイムラインを観ながら、「遥輝だって、2・3年後にはゴールデングラブ獲るくらいになってるんだから!見てろよ!」……と、言っていました。その時は、正直、ただの強がりが半分。
 もう半分は、本当に叶ったら、信じ続けて来た自分が報われるような気がしたから……ですかね。

 

 2016年の西川選手は128試合を外野として出場され、数多くの好守備があったのは記憶に新しいです。ちなみにいわゆる「他と比べてどんだけ守れたか」というセイバーメトリクスの指標、UZRという数字で、2016年の西川選手は12球団トップだったんですよね。
 だから去年は期待していたんですが……やっぱり投票で選ばれるものは印象も多く関係してくるでしょう。「印象論で選ばれるんだから賞に価値はない」なんて言ってみても、やっぱり選手は貰ったら嬉しいんだろうなあ、って思ったら、選ばれなかったのは悔しかったです。昨季に関しては中島選手もですけどね。ただ、外野部門の西川選手の投票を見たら5位でしたよね。4位の柳田選手とわずか1票差だったんです。昨季の柳田選手はケガにも苦しめられていたので一概に比べることはできませんけど、「あの遥輝が!ぎーたと1票差まで来たんだ!」と思うと、感慨深くもありました。

 

 そして今年は、文句なしの受賞。
 本当に、本当におめでとうございます。
 自分にとっても、4年越しの想いが報われた瞬間でした。四年前のシーズンのあの日、あの時、気持ちのままに吐き出そうとした愚痴をぐっと飲みこんだ、わたし!想いは叶うよと言ってあげたいです。

 

 2014年頃から本格的に野球を観始めたわたしの姪っ子(8歳)は、西川選手が大好きです。ここ数年は大人顔負けの発言も平気で飛び出すんですが、彼女の言葉を聞いていると、「遥輝は守備が上手でかっこよくて大事なところで打ってくれる」選手なんだろうなと思います。
↓某日、増井投手の打たれた打球が外野の頭を超え……という実況をラジオで聞きつつ実家に帰宅したわたしと、出迎えてくれた姪っ子の会話。
私「誰の頭上を越えたって??捕れんかったかーみたいな感じだったけど?」
姪「はるき……。でもね!遥輝が捕れなかったなら仕方ないと思うんだ!」
もう、「そうだね」しか言えないです。笑

 

 そんな彼女に、「昔の遥輝は守備が酷かったんだよ」なんて言うつもりはありませんし、言ったこともありません。
 パワプロじゃないんですから、プロに入ってからも選手は成長し続けます。(わたしのパワプロ西川遥輝のステと金特はまた今度←?)
 過去を論い、成長を無視して評価するほど馬鹿らしいことはないと思います。なので、いまだに杉谷選手の「牽制死」をネタにする人も苦手です。

 

 西川選手のゴールデングラブ賞をファイターズファンの誰もが(もしかしたらそれ以外にも多くの方が)喜んでいると思いますけど、
 あの頃の、酷かった守備を知っている人の喜びは、知らない人の喜びよりもほんの少し大きいんじゃないかなと思うんです。

 

 だから、姪っ子には「昔の遥輝は守備が酷かったんだよ」なんて、言いません。
 それは、わたしと彼女の関係においては、あの頃から西川選手の守備の成長を願い続けて来た、わたしだけの秘密だから教えてあげません★
 これこそ、長く応援し続ける意義であったり喜びが凝縮されている出来事ですものね。
 仮に姪っ子に昔のことを言ったところで、「今はこんなに上手だから良いじゃん!」と一蹴される気がしますし、それで良いんだと思います。

 

 ところでゴールデングラブの記念グッズ出ないんですかねー??
 欲しいよ~。

 

 そして、話はまったく変わるんですが、
 来季からファイターズに入団されるトンキン投手が数日前にツイッターでその旨を呟かれていましたよね。
 拙い英語で恐縮なんですが、リプライを送ったところ……

https://pbs.twimg.com/media/DPC8H3OU8AUo8R6.jpg

 「いいね」してくれました!!笑
 毎回、外国人投手の来日前ツイートにはリプライをするようにしているんですが、イイネしてくれたのはクロッタ投手以来です。
 こまめな方ですねえ。
 という旨、ご報告でした。笑

 

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